日ハム敗戦も…栗山監督が執念の采配、全試合出場・中島に代打「これは短期決戦」
今季全試合出場の中島に代打・岡、「可能性が高い人を使っていくだけ」
日本ハム・栗山英樹監督が15日のソフトバンクとのCSファイナルステージ第4戦(札幌ドーム)で見せた“禁じ手”について振り返った。
3点を追う8回無死一塁。投手は左腕・森福。今季全試合出場をしてきた中島に代打・岡を送った。不動の遊撃手への代打策について、栗山監督は「これは短期決戦。可能性が高い人を使っていくだけ」と説明した。
中島は森福に対し今季7打数1安打の打率.143。岡は1打数無安打だったが、変則左腕との対戦を避けての起用だった。結局、この代打策は三ゴロと不発に終わったが、栗山監督は勝利への執念を見せた。
試合は立ち上がりから安定した投球を見せたバンデンハークを打ち崩せず、得点は6回1死一、二塁での大谷の右中間2点二塁打による2点のみ。ソフトバンクの一発攻勢に沈んだ。
栗山監督は「これだけ応援してもらったのに、申し訳ない。(バンデンハークへは)中盤で球数が増えてからが勝負と思っていたが。(短期決戦では)いろんなことが起きる。何点あろうが、勝ちにいかないといけない。何とかしないといけなかった」と振り返った。
16日の第5戦では新人・加藤が先発。ベテラン・摂津と投げ合う。日曜日で超満員が予想されるデーゲームで、4年ぶりの日本シリーズ進出を決めたいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count