レッドソックスが今オフの超大型補強を計画 低迷する昨季のワールドシリーズ覇者は逆襲へ向けて金に糸目をつけない!?
2012年に削減した268億円を投入か
昨季のワールドシリーズ制覇から一転してア・リーグ東地区最下位に低迷しているレッドソックスのトム・ワーナー会長が、来季の覇権奪回に向けて金に糸目を付けない巨大補強を断行することを明言した。
ワーナー会長は11日(日本時間12日)、地元ラジオ局WEEIの「デニス&キャラハン」に出演。「誰もが知っているが、昨年は単なる夢に過ぎなかった。そして、今年は悪夢だ。苦しんでいる。昨日の試合(6-10で敗れた10日のオリオールズ戦)を観戦したが、ファンにとっては最高の体験とは言えないだろう。選手にとってもそうだし、私にとってもそうだ。我々は来年、返り咲くということを決心した」と語った。
昨季王者は12日のロイヤルズ戦に4―2で勝って2連勝としたものの、65勝83敗でア・リーグ東地区オリオールズに23・5ゲーム差を付けられており、メジャー史に残る転落劇を演じてしまった。「レイバーデイ(労働者の日、毎年9月第1週の月曜日)で上位争いから離脱してしまっているのは初めてのこと」と悲嘆に暮れる会長は、覇権奪還の青写真をすでに描いているようだ。
2012年8月、レッドソックスはジョシュ・ベケット投手ら4選手をドジャースに放出する一方、ルビー・デラローサ投手ら若手5人をトレードで獲得。このメガディールで、放出した4選手の年俸総額2億6000万ドル(約268億円)の支払いを削減することに成功した。これにより、マーケットで勝負できる潤沢な資金力が存在するという。