侍J、地元チャイニーズ・タイペイに敗れ準優勝 初の決勝進出も悲願達成ならず
オープニングラウンドでは7-4で勝利していたが、雪辱を果たされる
台湾・台南市で行われている「第5回 WBSC U-12ワールドカップ」は4日、決勝戦が行われ、侍ジャパンU-12代表は地元チャイニーズ・タイペイに0-4で敗れた。巨人、横浜で活躍した仁志敏久監督に率いられ、5大会目にして初めての決勝に進出したものの、初の世界一という悲願達成はならなかった。
緊迫した投手戦となった。初回、先発の青木朔真(筑後ボーイズ)が3者凡退に抑えると、日本打線も相手先発チェンの前に3者凡退。2回まで互いにノーヒットで進んだ。
均衡を破られたのは3回。中前打、四球、フィルダースチョイスで2死満塁のピンチとなり、中前適時打を浴びて先制を許した。ここで、2番手の川越昂太郎(東京城南ボーイズ)に交代したが、再びセンター前に適時打を打たれ、2点目を失った。
その裏、坂本慎太郎(松戸柏リトルリーグ)、高畑知季(兵庫波賀リトルリーグ)の連打から2死二、三塁と一打同点のチャンスを作ったが、片岡大瑠(大阪狭山ボーイズ)が空振り三振。4回には犠飛で1点を追加された。5回にも1死一、三塁のチャンスを作ったが、ここも高畑、赤澤琉偉(八尾中央ボーイズ)が2者連続空振り三振に倒れた。
6回も反撃及ばず、開催国のチャイニーズ・タイペイに屈することになった侍ジャパンU-12代表。オープニングラウンドでは7-4で勝利した地元チャイニーズ・タイペイに雪辱を果たされ、悔しい結果となった。
(工藤慶大 / Keita Kudo)