ダルビッシュ、5回1失点8K好投で4勝目の権利持ち降板 無四球で10戦連続2四球以下
2点のリードを守り降板、昨季MVPイエリッチへの被弾以外は安定した投球
■カブス – ブルワーズ(日本時間5日・カブス)
カブスのダルビッシュ有投手は4日(日本時間5日)、本拠地ブルワーズ戦に先発し、5回5安打1失点8奪三振と好投した。2点のリードを守り、4勝目の権利を持って降板。2試合連続の無四球で、10試合連続2四球以下と安定感のある投球を続けている。
ダルビッシュは初回、グリシャムにカットボールを右前に運ばれたが、続くグランダルはカットボールで一ゴロ併殺打。2死走者なしとしたものの、昨季MVPのイエリッチには外角へのスライダーを左翼スタンドに運ばれ、メジャートップの37号ソロで先制を許した。
それでも、テームズは一ゴロに仕留めて3アウト。すると、その裏にヘイワードが先頭打者弾を放ち、カブスはすぐに同点に追いついた。直後の2回はムスタカスに左前打、ギャメルは二塁ケンプの失策で無死一、二塁とピンチを背負ったが、アルシアは中飛、ショウとハウザーは連続空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。
ダルビッシュは2回、1死一塁で打席に立つと、カウント2-2からバントを決めてチャンスを広げた。続くヘイワードが適時三塁打を放ち勝ち越し。カステヤーノスも遊撃への適時内野安打で続き、2点リードとする。
リードをもらったダルビッシュは、3回はグリシャムに粘られたものの8球目のスライダーで見逃し三振。グランダル、イエリッチは遊ゴロと初めての3者凡退に抑える。4回もテームズを空振り三振、ムスタカスを二ゴロに仕留め、ギャメルはフルカウントから11球目のスライダーで空振り三振に斬って取った。
5回はアルシアを空振り三振。ショウには中前打を許したものの、ピッチャーのハウザーを見逃し三振に仕留めると、グリシャムは名手リゾの失策で2死一、二塁とピンチを背負ったが、最後はグランダルを空振り三振。リードを守った。
4、5回と打者に粘られて球数が多くなり、93球(68ストライク)と降板。6回のマウンドには左腕ホランドが上がった。ダルビッシュの防御率は4.36となった。
(Full-Count編集部)