好投続くダルビッシュに称賛続々「姿を取り戻した」「大型契約に応え始めている」
ここ5試合の登板で防御率2.17と安定した投球を続ける
■カブス 7-2 ブルワーズ(日本時間5日・シカゴ)
4日(日本時間5日)に行われた本拠地ブルワーズ戦で今季4勝目をマークしたカブズのダルビッシュ有投手。5回を投げて5安打1失点、8個の三振を奪う好投を見せてチームを同一カード3連勝に導いた。
相手打線でファウルで粘られるなど5回までに93球と球数を要することになったダルビッシュ。それでも、与えた四球はなし。初回にイエリッチにソロ本塁打を浴びたものの、その後は危なげない投球でブルワーズ打線をねじ伏せた。
シーズン序盤はコントロールに課題を残し、苦戦を強いられたダルビッシュだったが、ここにきて復調気配を漂わせている。制球面は改善し、10試合連続で四球は2個以下。ここ6試合のうち4試合は無四球と安定している。
米メディアも最近のダルビッシュの好投ぶりを高く評価。「CBSスポーツ」は「ダルビッシュは以前の姿を取り戻し始めているようである。与四球が問題ではなくなり、ここ5登板の29回で、21安打7失点、38奪三振、たった2与四球としている」とレポートし、好投ぶりを伝えている。
また、ここ5試合での防御率は2.17となっていることに触れ「WHIPは0.79、1四球当たりの奪三振数が驚異的な19となっている。残りのシーズンもこのような投球をすれば、ポストシーズンに入るにあたり(進出すれば)、カブスで一番の先発投手と言えるようになるかもしれない」と指摘した。
また、AP通信もダルビッシュの好投ぶりを称賛。「カブスでの苦しい始まりから、ユウ・ダルビッシュは大型FA契約の期待に応え始めている」とし、2018年にカブスと結んだ6年総額1億2600万ドル(約132億円)の大型契約に着目。「1年目、今季の序盤は怪我に苦しみ、精神面でも苦しんでいた。今はそうではない」と、完全復調を確信していた。
(Full-Count編集部=AP)