日本シリーズが22日に開幕! 今季の交流戦から探る試合の注目ポイント
6月7-9日の3連戦は、2勝1敗で広島に軍配
広島vs日本ハムの日本シリーズは、22日にマツダスタジアムで開幕する。
日本最速165キロをマークした日本ハムのエース大谷翔平を、田中広輔、菊池涼介、丸佳浩、新井貴浩、鈴木誠也ら赤ヘル打線がどう打ち崩すのか。二刀流・大谷翔平はどのように起用され、広島出身の中田翔は故郷で爆発するのか。注目ポイントは少なくない。
今季6月7日から行われた交流戦3連戦(旭川、札幌ドーム)では、広島が2勝1敗で6年ぶりにカードを勝ち越した。ポイントを探るべく、まずはこの交流戦を振り返ってみたい。
▽6月7日
日本ハム 2-3 広島(旭川スタルヒン球場)
勝 戸田3勝0敗1セーブ
敗 有原5勝3敗
S 中崎0勝2敗12セーブ
HR【広】田中4号、新井4号
【寸評】広島は1点差の3回1死一、三塁に丸の右翼線適時二塁打で同点。5回先頭で田中が中越え4号ソロを放って勝ち越し。8回先頭で新井が左中間へ4号ソロ。戸田は6回4安打1失点で3勝目を挙げた。日本ハムは2回1死一塁でレアードの右中間適時二塁打で先制。2点を追う8回2死二塁で大谷が左前適時打を放ち、1点差としたが反撃届かず。有原は7回9安打2失点で3敗目を喫した。
▽6月8日
日本ハム 4-2 広島(札幌ドーム)
勝 高梨3勝2敗
敗 ジョンソン6勝5敗
S 増井2勝2敗10セーブ
【寸評】日本ハムは1点先制された直後の4回1死一、三塁から大野が同点スクイズを決める。なおも1死満塁から陽岱鋼の右前適時打で勝ち越し、さらに西川の押し出し四球で1点追加。1点リードの8回1死三塁では中島のスクイズでダメ押した。先発の高梨は5回0/3で4安打2失点。増井が3年連続の10セーブ目を挙げた。広島は4回1死二塁からで鈴木の右中間適時二塁打で先制。6回1死満塁でエルドレッドの三ゴロの間に1点を返したが、2死満塁で代打・會澤が空振り三振に倒れた。7回2死一、二塁では新井が遊ゴロでチャンスを生かせず。先発のジョンソンは6回を7安打3失点で5敗目。広島は札幌ドームでは12年6月6日から6連敗となった。
▽6月9日
日本ハム 2-4 広島(札幌ドーム)
勝 野村7勝2敗
敗 バース4勝5敗
S 中崎0勝2敗13セーブ
HR【日】西川4号
【寸評】広島は2回無死二、三塁で鈴木の中前2点打で先制。8回は1死二塁から丸の左中間適時二塁打、同1死満塁から鈴木の遊ゴロの間に1点追加した。先発の野村は6回3安打無失点でリーグトップ7勝目。チームは札幌ドームでの連敗を6で止めた。日本ハムは4点を追う8回1死から西川の4号ソロ、2死一、二塁からレアードの適時打で1点を返したが、反撃はここまで。「3番・DH」でスタメン出場した大谷は4打数無安打に終わり、出場試合連続安打が17で止まった。