広島が大谷攻略で先勝! 松山&エルドレッドが一発、ジョンソン1失点力投

持ち味の機動力でゆさぶり先制点奪取、ジョンソンは7回途中1失点で勝利投手に

 広島は22日、日本シリーズ第1戦(マツダスタジアム)で日本ハムを5-1で破り、先勝した。日本最速165キロの相手先発・大谷から機動力で先制点を奪うと、松山とエルドレッドの一発も飛び出して3点を奪取。先発ジョンソンは7回途中1失点、123球の力投でリードを守った。救援陣も好投して快勝。23日の第2戦もマツダスタジアムで行われる。

 難敵・大谷から足で先制点をもぎ取った。2回、先頭・鈴木が四球を選ぶと、1死から安部がライト前ヒット。1死一、三塁とチャンスを広げた。続く石原は空振り三振も、一塁走者の安部がスタート。キャッチャーの大野が二塁に送球する間に三塁走者の鈴木が本盗。持ち味の機動力で揺さぶりをかけ、重盗で先制に成功した。

 4回には、4番で先発起用された松山が2ボールから155キロの直球を完璧に捉え、右中間スタンドへ運ぶソロ本塁打。2013年6月18日にはマツダスタジアムでの交流戦で大谷からホームランを放っている松山が“大谷キラー”ぶりを見せつけ、2-0とした。さらに、1死となってからエルドレッドが150キロの直球をフルスイングし、バックスクリーン右に叩き込むホームラン。大谷に1イニング2本塁打を浴びせ、3-0とリードを広げた。

 先発ジョンソンは初回に2本のヒットで1死一、三塁とピンチを背負うも、中田、陽岱鋼を連続空振り三振。3回は2四球で2死一、二塁としながら、中田を投ゴロ併殺打に仕留めた。その後も走者を背負いながら、粘りのピッチングで得点を許さなかった。

 7回、ジョンソンはレアードにセンターバックスクリーンへのソロ本塁打を浴び、初失点を喫する。続く大谷には一塁内野安打を許すも、代打・矢野は三ゴロ併殺打。しかし、西川、中島に連打を許し、2死一、二塁で降板となった。それでも、2番手・今村は岡を左飛に打ち取り、ピンチを切り抜けた。

 その裏、広島はこの回から登板した2番手・石井を攻め、1死三塁とすると、丸がライトへタイムリー。貴重な追加点で再び3点差とする。さらに、代わったバースからエルドレッドが犠飛を放ち、5-1とした。

 8回はジャクソン、9回は中崎と「勝利の方程式」もしっかりと機能し、5-1で快勝。大谷相手の大一番で投打が噛み合い、先勝した。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY