ロッテ、アクシデントも一丸でサヨナラ! 井口監督5割復帰も「ここからが勝負」

ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】

延長11回に清田がサヨナラ2ランを放ち試合に終止符

■ロッテ 4-2 ソフトバンク(6日・ZOZOマリン)

 ロッテは6日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでのソフトバンク戦を延長11回、清田のサヨナラ2ランで4-2で勝利した。劇的な一打で、勝率を5割に戻した。

 先発の岩下が初回にベースカバーに入った際に右足首を捻り負傷降板するアクシデントもチーム一丸で乗り切った。2回から2番手・東條が登板し、2回1失点。4回からは3番手・石川がリリーフ転向を最長となる4回無失点。と中継ぎ陣が粘投を見せると、1-1の7回1死一塁から盗塁と甲斐の悪送球で、代走・岡が三塁まで進むと、ソフトバンク先発・高橋礼の暴投で岡が生還し2-1。終盤に貴重な勝ち越し点を挙げた。

 しかし8回、5番手・唐川が2死から4番・デスパイネに26号ソロを被弾。試合はそのまま延長戦へ。迎えた11回、1死一塁から清田が、ソフトバンク5番手・松田遼から左翼スタンドへ8号サヨナラ2ランを放ち試合を決めた。

 延長戦を制した井口監督は「初回にああいうこと(岩下の怪我)があって、リリーフデーみたいになりましたが、みんなしっかりやってくれました」と、2本のソロ本塁打による2失点で抑えたリリーフ陣を称賛。

 特に3番手として4回無失点に抑えた石川について「当初は2回くらいと思っていた。次回、長いイニングをという考えもあって4イニング投げてもらった。彼らしい、本来の投球ができていたので、次回も期待したい」と、その投球に手応えを感じていた。

 これで5割復帰となったロッテだが指揮官は「ここまでは来るのでここからが勝負。明日以降しっかり戦っていきたい。ホークス戦はトップとの差を縮められる最高の場所なので、明日も勝って差を縮めたい」と、明日へ向けて、気持ちを高めていた。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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