広島緒方監督、今季本拠地で初対戦の浜口に脱帽 「非常にいいピッチングをされた」
3失策と守備の乱れに「エラーや失点もあって、なかなか反撃ムードにつながらなかった」
■DeNA 4-0 広島(7日・マツダスタジアム)
広島は7日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦に0-4で完封負け。先発のジョンソンが5回3失点で降板し、打線はDeNAの4投手に散発4安打に封じられた。試合後の緒方監督は、6回までに11奪三振を喫した相手先発の浜口の話に終始した。
緒方監督は「非常にいいピッチングをされた。いい高さのチェンジアップと今年覚えたカットボール。まっすぐもボール先行になりながら、低めにストライクが入っていた。今シーズンは、もう少しストライクとボールがはっきりしていたんだけど、今日は中盤ぐらいまでずっとよかった」と、今季2度目の対戦で6回まで無得点に封じられた左腕に脱帽した。
浜口の投球数が100球に達した6回には、西川の安打から2死一、二塁としたが、松山が見逃し三振に倒れた。指揮官は「相手が苦しくなった時、1点でも入れば流れが変わるかなというところで、いい投球をされてしまった」と逸機を悔やんだ。
8回にはダメ押し点につながるエラーが出るなど、3失策と守備が乱れた。「エラーや失点もあって、なかなか反撃ムードにつながらなかった」と悔やんだ指揮官だが、最後は「また明日、切り替えて頑張ります」と、カード勝ち越しに意欲を見せた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)