今季の田中将大に米サイト「B」評価も…ファンからは不満殺到「Aに値する」

自己最多14勝の田中、米サイト高評価も“採点”にファンから不満の声

 今季、メジャー自己最多の14勝(4敗)をマークしたヤンキースの田中将大投手が米メディアから「B+」の評価を受けた。これに対してファンからは「A」に値するとの声も寄せられている。

 米スポーツ専門サイト「SBネーション」が今季のヤンキース所属選手の成績を総括し、選手ごとに“採点”を実施。田中は「B+」の評価を受けた。

 メジャー3年目で初めてシーズンを通して先発ローテを守り、自己最多の31試合に登板。200イニングまで3分の1イニング足りなかったものの、14勝4敗、165奪三振、防御率3.07、WHIP(1イニングあたりの安打数+与四球数)1.08。勝ち星こそリーグ11位だったが、防御率は同3位、WHIPは同5位の好成績だった。

 チームを牽引した右腕について、記事では「2016年、エースとしてマサヒロ・タナカはヤンキースの期待に応えた」とレポート。シーズン終盤に右前腕の張りのために登板を回避した点のみを「汚点」と表現したが、全体としては高い評価が与えられている。

 しかし、採点が「B+」となったことに関してはファンからは疑問が殺到。「彼はAに値する」、「私もA当確だと思ったんだけど」、「最低でもタナカはA、もしくはA-に値する」、「もしタナカがB+なら一体誰がAだって言うんだ? 彼はシーズンを通じてプレーした。間違いなく最高の選手だよ」、「タナカはA評価を受けるために一体何をすべきだったんだろう? つまり、彼は本当に、本当に良かった」などのコメントが相次いで寄せられた。今季、9勝12敗、防御率3.91だったCCサバシアに「A-」の評価が与えられたことも、田中の評価に対する不満を呼ぶ要因となったようだ。

 シーズン途中には地元メディアの間でサイ・ヤング賞候補にも挙げられた田中。1年目に負傷した右肘への不安を吹き飛ばす内容に、米国ファンからの信頼も着実に高まっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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