西武・岸が8回1失点の好投で12勝目 ドラ2山川はプロ初本塁打

岸は要所を締めるピッチング

 西武がエース・岸の好投で楽天を9-1で下し2連勝。打っては13安打9得点の猛攻で、ドラフト2位入団の山川にプロ初ホームランが出るおまけ付き。楽天は西武とのゲーム差を1.5に広げられた。

 西武・岸、楽天・辛島で始まった試合は2回裏に動く。1死からバッターボックスに向かったのは、この日7番サードでスタメン出場した“おかわり2世”こと山川穂高。ここまで1軍では18打席でノーヒットと結果が出ていなかったが、1-1から高めに入った真っ直ぐをフルスイングすると、打球はバックスクリーン右へ飛び込むプロ入り初ホームラン。山川の一撃で西武が先制する。

 3回にも秋山のタイムリーで1点を追加した西武だが、楽天も5回に反撃。西田、嶋、島内の3連打で1点を返し、なおも無死1、3塁と絶好の逆転チャンスだったが、松井稼がサードフライ。藤田の犠打の後、岡島もサードゴロに打ち取られ、チャンスを生かせない。

 すると西武は6回裏、栗山と渡辺のタイムリーで2点を加えると、7回裏には打者9人の猛攻で一挙5点を加え、試合を決めた。西武は秋山が4打数2安打3打点の活躍で、勝負強さを見せた。

 西武先発の岸は、8回を7安打1失点4奪三振の好投。129球を要するなど制球に課題を残したが、要所を締めるピッチングで12勝目(4敗)を挙げた。


西武対楽天 ダイジェスト【パ・リーグTV】

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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