日ハム西川が劇的満塁弾 92年の杉浦は史上初の代打サヨナラ満塁本塁打
24年前はヤクルト野村監督の采配が的中、打率.182の杉浦が代打で劇的弾
日本ハムは27日、広島との日本シリーズ第5戦でサヨナラ勝利。日本ハム・西川遥輝内野手が9回2死満塁で、クローザー中崎の高めのストレートを捉え、ライト席へ決勝の満塁本塁打を放った。
日本シリーズで満塁本塁打は、1992年のヤクルト-西武戦の第1戦以来の出来事だった。3-3の延長12回裏、1死満塁の場面で杉浦亨が代打で登場。西武のクローザーだった鹿取義隆の内角高めのボールをライトスタンドへ運んだ。日本シリーズ史上初の代打サヨナラ満塁本塁打。このシーンを思い出した野球ファンも多かっただろう。
このシリーズでは4勝3敗で西武が3年連続の日本一になったが、7試合中4試合が延長戦と今年のシリーズ同様白熱した戦いを繰り広げた。杉浦はこの年、打率.182と低迷していたが、野村克也監督の采配は見事に的中。杉浦は現役引退を表明も撤回し、翌年のシーズンもプレーした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count