ヤンキース監督が相手投手との相性を考慮し、イチローを“温存” 痛恨の逆転負けにジーターは「不運にも我々は他力本願の状況だ」
イチローの“代役”リチャードソンはノーヒット
ヤンキースのイチロー外野手が2-3で逆転負けを喫した14日(日本時間15日)のオリオールズ戦で先発から外れた理由について、ジョー・ジラルディ監督がこの日先発した相手のクリス・ティルマン投手との相性の悪さを理由に挙げている。ESPNが報じている。
指揮官は「イチローには1日オフとなる。月曜日には先発に戻す」と語ったという。この日先発落ちした理由はティルマンとの対戦成績にあったようで、過去24打席で1割6分7厘と右腕相手に抑え込まれていたデータも紹介されている。
イチローの代わりに先発起用されたのは9月1日のロースター枠拡大に伴いメジャーに昇格した30歳のアントアン・リチャードソン外野手。しかし、2打数ヒットなし。ティルマンは6回3分の2イニングを投げ、5安打1四球1失点。2回にマーティン・プラド三塁手にソロホームランを許した以外は粘り強い投球で点を許さなかった。
過去の成績から導きだしたイチロー温存策は奏功したのかは極めて微妙だ。今季打率2割8分3厘のイチローは打順が回ってこなかった。
一方、もう一人のベテランは絶不調から抜け出せていない。今季限りの引退を表明しているデレク・ジーター遊撃手だ。