鷹、逆転勝ちで4.5差拡大 千賀がトップタイ11勝目 日ハム、有原が痛恨6失点
ソフトバンクは6回に3点を返すと、7回には西川の落球で逆転許す
■ソフトバンク 8-4 日本ハム(10日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクが首位攻防第1ラウンドに逆転勝ちした。10日、本拠地ヤフオクドームでの日本ハム戦。一時は4点のビハインドを背負ったものの、終盤に逆転した。7回4失点の千賀が11勝目。2位日本ハムとの差は4.5ゲームに開いた。
4点差で迎えた6回、無死二塁で甲斐が中前適時打を放つと、反撃を開始。内川、デスパイネも適時打を放って3点を返して1点差に迫った。7回には1死二、三塁のチャンスを作り、甲斐は右中間への飛球。これを日本ハムの中堅の西川が一度はグラブに入れながらも、その後に落球。記録は西川の失策となり、三塁走者の松田宣が返って同点、さらに二塁走者の福田まで生還して一気に逆転した。さらに清宮の失策も重なり、2点のリードを奪った。8回にも福田の2点適時打などで2点を加えて試合を決定付けた。
先発の千賀は7回を投げて7安打4失点、10個の三振を奪って、有原に並ぶハーラートップタイの11勝目。5回に渡邉に3ランを浴びるなど4点を失ったものの、打線の援護で白星が転がり込んだ。8回はこの日復帰したモイネロが抑え、9回は守護神の森が締めた。モイネロやグラシアル、中村晃、福田、川島と主力5選手が一気に復帰した試合を勝利で飾った。
日本ハムは先発の有原が5回までソフトバンク打線をわずか1安打に封じながら、6回、7回に3点ずつを失う急変ぶり。首位ソフトバンクとの直接対決で、痛い逆転負けを食らい、その差を4.5ゲーム差に広げられた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)