ヤンキースGM、銃を持った米警察に囲まれる「ユニークな状況に遭遇することもある」
キャッシュマンGMは武装した自動車窃盗犯に間違えられ、銃を手にした警察官に囲まれる災難に巻き込まれた
ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが9日(日本時間10日)、とんだ災難に巻き込まれた。コネチカット州警察に武装した自動車窃盗犯に間違えられたもので、銃を手にした警察官に囲まれたという。NY紙「ニューヨーク・ポスト」が「コネチカット警察が自動車窃盗と勘違いし、銃を手にブライアン・キャッシュマンを囲む」と衝撃的な見出しで伝えている。
同紙によると、3日(同4日)にキャッシュマンGMが所有する白のジープ・ラングラーがコネチカット州内で盗難被害に遭った。ニューヨーク市警が本拠地のあるブロンクスで放置されていたのを発見して同GMに返却。9日(同10日)に証拠手続きのためコネチカット州ノーウォークの警察へ出向く途中、同州デリエンのガソリンスタンドに立ち寄った際に災難に遭った。同GMはこう振り返っている。
キャッシュマンGM「その時、状況が大きく変わりました。ガソリンスタンドから出ようとした時、警察が向かってきました」
デリエン警察は病院で銃を振りかざした白いジープ車に乗った人物を捜索中。同GMの車のナンバープレートを確認したところ盗難車だと判明した。ガソリンスタンドを出ようとした際に、5台のパトカーが近づき、6~9人の警察官が銃を手に車から出てきたという。
キャッシュマンGM「ニューヨーク市警が盗難車リストから外していなかったのです。もちろん彼らはプロであり、訓練を受けています。車を止め、降りて、彼らの方に背を向けて歩くように言われました……。彼らは仕事をしていたのです。車を調べ、IDの提示を求めました。私は状況を説明しました」
15分後にキャッシュマンGMは“解放”。その後は「また疑われる可能性があったから」(同GM)とデリエン警察に先導されて、ノーウォーク警察へ向かった。無事に証拠手続き処理を終えたという。
キャッシュマンGM「返却される前に、(盗難データベースから)削除されるべきでした。誰かが盗難リストから外さなかったのでしょう……。それはミスですが、少なくともそれにより被害は発生しませんでした。警察官を尊敬します。コネチカットでもニューヨークでも、彼らは素晴らしい仕事をしています。ユニークな状況に遭遇することもあります」
とんだ災難となったものの、常勝ヤンキースを引っ張るGMが器の大きさを見せたようだ。
(Full-Count編集部)