田中将大、9回途中0封で復活の8勝目、敵将も脱帽 「今日は以前のようなタナカだった」
12日のブルージェイズ戦で9回途中無失点の好投で8勝目、現役最多となる日米通算171勝
■ヤンキース 1-0 ブルージェイズ(日本時間12日・トロント)
ヤンキースの田中将大投手は11日(日本時間12日)、敵地ブルージェイズ戦に先発し、8回0/3を3安打無失点4奪三振無四球の快投で8勝目をマーク。日米通算171勝となり日本人現役投手の通算勝利数単独トップとなった。二塁すら踏むことができなかった敵将のモントーヨ監督は「今日は以前のようなタナカだった」と称賛した。
完封こそ逃したが9回途中までに要した球数は94球。田中は散発3安打で二塁も踏ませぬ投球でブルージェイズ打線に得点を許さなかった。
ブルージェイズの地元紙「トロントサン」は、「タナカがブルージェイズのソーントンに投げ勝ち、ヤンキースがシリーズタイとした」との見出しで、田中の快投を紹介。0-1の僅差で敗れたモントーヨ監督のコメントも紹介し「今日は以前のようなタナカだった。我々の打線は最近調子が良かったが彼はゾーンの低めに球を集めていた。試合を通して、バランスを崩された」と脱帽している。
ここ最近は苦しい投球が続いていた田中だが敵将は「今日は素晴らしく、このような彼は以前にも見たことがある」と語り、復活の兆しを見せた右腕を称えていた。
(Full-Count編集部)