菅野が8回途中まで1失点の好投で11勝目 2位・広島に完勝でついに優勝マジックは10に

巨人は主軸のバットが火を噴いた

 巨人は若きエース・菅野の力投で広島に勝ち、優勝マジックは10。ついに原監督の胴上げに向けて、カウントダウンが始まった。

 菅野は立ち上がり、広島打線に捕まった。先頭の木村にヒットを許すと、送りバントなどから2アウト2塁とされ、当たっているロサリオにタイムリーツーベースを浴びて、先制点を許す。

 一方、2試合連続の完封敗けをしている巨人だったが、この日は主軸のバットが火を噴いた。5回まで広島の先発・野村に無得点と封じられながら、6回に坂本がタイムリー。ここで野村は降板した。

 さらに、スタメン復帰したアンダーソンが四球と盗塁でつなぎの仕事をして、代わった広島・戸田から村田が2点タイムリー。一気に逆転に成功した。

 7回には長野の本塁打で追加点。8回には、またも村田のタイムリーで5点目と優位に試合を進めた。

 菅野は初回以降は安定した投球を見せた。8回に2アウト2、3塁のピンチを招いたところで、山口とスイッチ。左腕はしっかりと丸をショートゴロに仕留めた。

 巨人は9回に阿部の2点タイムリーで7-1とさらに点差を広げる。最終回は西村が登板。2安打とパスボールで1アウト2、3塁のピンチを招きながら、田中、鈴木誠を連続三振に仕留めて、試合を締めた。

 菅野は7回2/3、5安打1失点で11勝目。完勝で巨人のマジックは10となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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