阪神・藤浪、WBC公式球の“滑り”生かしたツーシームに好感触
変則ルールで2回2安打4失点
阪神・藤浪晋太郎投手が1日、高知県安芸・秋季キャンプで行われた紅白戦に先発した。
約1か月ぶりの実戦登板は無死一、三塁から始まる変則ルールのなか、2回2安打4失点。WBC公式球を使用し感触を確かめながらの登板を終えた右腕は「久しぶりの実戦でしたが全体的に悪くはなかった。指にかかったストレートも投げられた」と口にした。
WBC球特有の滑りを生かしたツーシームも効果的に決まった。初回・先頭の上本には内角に食い込む球で三ゴロ。続く今成には3球連続で試投するなど「悪くはない。使えるボール」と手応えをつかんだ様子。いきなり走者を背負った場面から始まる紅白戦だったため、2回は牽制悪送球、2本のタイムリーを浴び一挙4失点と乱れたが、それほど問題にすることはなさそうだ。
今後はブルペンなどで調整を続け6日から始まる侍ジャパンの合宿に合流する予定。10日から13日のオランダ、メキシコとの強化試合で結果を残し、来年3月の第4回WBC本大会に照準を合わせる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count