カブス3万9466日ぶり世界一に川崎宗則も歓喜「諦めずやってよかった」
渡米5年でWS制覇を初体験「3日間飲みます」
ワールドシリーズを4勝3敗で制したカブス。2日(日本時間3日)の第7戦では粘るインディアンスを延長10回の末に下した。球史に残る名勝負を繰り広げた古豪は1908年10月14日以来、108年ぶりの世界一を達成。日数にすれば、実に3万9466日ぶりのことだった。
1勝3敗からの3連勝。崖っぷちからの劇的逆転Vに、チームに所属する川崎宗則内野手も歓喜の声を上げた。
今季、カブスとマイナー契約を結んだ35歳はスプリングキャンプで好調を維持すると、メジャー契約をつかみ、シーズン中に3度メジャー昇格を果たした。今季メジャーで最高勝率を誇った強豪でなかなか出番を得ることはできず、渡米5年で最少となる14試合の出場にとどまったが、打率.333、出塁率.462と勝負強さを発揮。プレーオフではロースター入りを果たせなかったものの、チームに帯同し懸命に同僚を鼓舞していた。
ここまで5年連続でメジャー昇格をつかみ、今年は自身初のワールドシリーズ制覇に立ち会った。タフな環境でも常に前向きに取り組んできた男は試合後、ツイッターに動画を掲載し、歓喜の瞬間を報告。「やりました、世界一になりました。諦めずやってよかったです!」と充実した表情を浮かべ、「3日間飲みます」と宣言した。
ベテランとなった今でも挑戦を続けている川崎。来季はどんな環境に身を置くのか。今後の動向も注目される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count