【U-23W杯】侍J、パナマに惜敗し全勝逃すも優勝に望み 指揮官「くよくよする時間ない」
好機を生かせずミスから自滅で初黒星、決勝進出はメキシコ戦の結果次第
4日(日本時間5日)にスーパーラウンド2日目を迎えた「第1回 WBSC U-23ワールドカップ」。ここまで開幕6連勝だった侍ジャパンU-23代表(グループB1位)はパナマ(グループA1位)と対戦し、2-3で惜敗した。今大会初黒星を喫し、連勝は「6」でストップ。目標の“全勝”優勝は逃したが、現時点ではオープニングラウンドを1位通過したアドバンテージ2勝を含む3勝1敗でパナマと同率首位。5日(同6日)のメキシコ戦に勝てば決勝進出で、優勝の可能性は十分残されている。また負けても4位以上になることが確定した。
紙一重の試合展開だったが、日本は一歩及ばなかった。先発を務めた安樂(楽天)は2点リードで迎えた3回にソロ弾を浴びて1点差に詰め寄られると、5回には先頭への死球をきっかけに作った2死三塁から適時打を許し、同点に追いつかれてしまった。
打線は、パナマの先発を務めたドジャース有望株のベラスケスから、2回に山下(DeNA)のソロ弾などで2点を先制。流れをつかんだかに見えたが、3回以降は二塁を踏めず。8回に1死一、二塁と得点圏に走者を置いたが、2番手ゲレロに好救援されて無得点。斎藤監督は「2人ともすごくいいピッチャーでしたね。やっぱりいいピッチャーは打てませんから」と脱帽したほどだ。
日本とは対照的に、パナマは8回に先頭が四球で出塁すると、日本の守備の乱れにも乗じて1死一、三塁のチャンスを作った。この好機を無駄にせず、虎の子の1点を追加して勝利に結びつけた。