レンジャーズ秋信守が今季2度目の手術へ 「私に責任がある」
補強選手が期待された結果を出せなかったレンジャーズ
レンジャーズの秋信守外野手が左足首の軟骨損傷のために手術を受けることが明らかになった。地元紙スター・テレグラフが「秋が足首の手術へ。あまりに遅れ過ぎでは」との見出しで報じている。
今季開幕前に7年総額1億3000万ドルという大型契約でレッズからFA移籍で加入したリードオフマンは完全に期待を裏切っている。
123試合出場で打率2割4分2厘、13本塁打、40打点で盗塁はわずか3。数字上では昨年を大幅に下回っている。先月に左肘の骨棘障害の除去手術を受け、すでに故障者入り。今季絶望となっており、1シーズンで異なる箇所を2度目の手術という異常事態に直面することになった。
記事によると、秋は4月21日のアスレチック戦で内野安打を狙い、1塁にダッシュした際に左足首を痛めていたという。
批判対象となっているレンジャーズGM
今季開幕前に優勝候補の一角と期待されたレンジャーズは今季負傷者続出でリーグ最低勝率と想定外の低迷。名手イアン・キンズラー二塁手とのトレードでタイガースから獲得したプリンス・フィルダー一塁手も大不振の挙げ句に首の手術で今季絶望に。今季の二大補強選手が大外れとなったジョン・ダニエルズGMはメディアから批判の対象となっている。
「なぜ5か月前に手術を受けなかったのか?」という鋭い質問に対し、「すぐに手術が必要な怪我だとは思わなかった」と冴えない回答をしている。
一方、秋は言い訳をせず。「起こってしまったことには私に責任がある。ただ一つ言えることは、おそらく1年中、私は健康だと感じたことがなかった」と語っている。一般的には全治6~8週間。ダニエルズGMは今オフ、秋に対して通常の自主トレを進めることを希望しているという。
大型補強選手が次々と不良債権化の危機を迎えているレンジャーズ。右肘炎症で今季欠場の決まっているダルビッシュ有投手は来季も打線の援護が乏しい中で、苦しいピッチングを強いられるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count