西武・辻監督、球団ワーストタイ20失点にため息「12-0からじゃあね…」
打線は源田、森、中村の3連発や山川の35号など14安打4本塁打で8得点
■オリックス 20-8 西武(15日・メットライフ)
西武は15日、本拠地でのオリックス戦で球団ワーストタイとなる20失点を喫してオリックスに大敗した。
首の違和感から復帰した先発の本田が2回に打者一巡の猛攻を許し、自己ワーストの2回途中7失点で降板。リリーフ陣もオリックス打線の勢いを止めることができずに次々と失点を重ね、登板した6投手全員が失点した。終わってみれば20安打20失点と惨敗。2004年8月27日のダイエー戦以来、15年ぶり3度目の球団ワーストタイ記録20失点と屈辱的な敗戦となった。
3回までに12点を失い苦しい展開となったが、打線は4回に源田、森、中村の3者連続アーチや、6回に山川の2戦連発となる35号2ランなどで反撃。それでもオリックス打線に得点を重ねられ、2夜連続の逆転劇とはならなかった。
歴史的な大敗を喫した試合後、辻発彦監督は「12-0からじゃあね」とため息。「3連発もあったし、アグー(山川)もホームランが出た。野手は諦めずに攻めてくれた」と、大量ビハインドにも関わらず、14安打8得点と反撃した打線を褒めた。
チームは8試合連続で2桁安打中で、明後日から首位ソフトバンクとの3連戦を皮切りに勝負の9連戦がスタートする。指揮官は「投手が頑張ってくれれば、勝っていけると思う」と防御率4.15とリーグ最下位に沈んでいる投手陣の奮起を促していた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)