鷹・工藤監督、柳田復帰は「秒読み段階に来ている」慎重姿勢は崩さずも
和田は「次に回す」と明言、西武3連戦の3戦目は松本裕の見込み
16日、仙台からの移動後にヤフオクドームで行われた先発投手練習を見守ったソフトバンクの工藤公康監督。17日から本拠地で始まる2位西武との3連戦を前に心境を語った。
移動の疲れも見せずにヤフオクドームで先発陣の動きを見守った指揮官。西武打線については「調子は良さそうですね」とその脅威を認めながらも「味方が点を取るまで1人1人抑えていくしか方法はない」と先発陣の奮起に期待を寄せた。初戦を託す千賀滉大にはついては「いい時も悪い時もありますが、1イニングずつ粘り強く投げてくれたらと思います。千賀君なので打ち合いにはならないでしょう」とした。
先週の日本ハム3連戦に続いてホームでの2位との直接対決となる。「勝ち越すためには明日の試合が大事になってきますが、ここから大事じゃない試合はありません。相手が2位だからということを意識するより、残り32試合全てに集中することが大事」と気を引き締め直した。
また、指揮官は和田毅について「次に回します」と今カードでの登板がないことを明言。19日に京セラドームで「鷹の祭典」として行われる3戦目は、この日の先発練習に参加した松本裕樹の登板が見込まれる。
また、2軍戦で実戦復帰し、初めて守備もこなした柳田悠岐に関して「順調に階段を昇ってきていると思います。ある程度秒読み段階に来ていますが、今後のチーム状況をシミュレーションしてみて考えていきます」と工藤監督。まだ慎重な姿勢を崩すことはないが、その日は確実に近づいてきているようだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)