オランダ代表監督が大谷の投手一刀流を予想「打撃成績を残すのは難しい」
来日前に投打両方のビデオチェック、視察後はスピードと体格に驚きも…
オランダ代表のヘンスリー・ミューレン監督が、大谷翔平(日本ハム)の“投手一刀流”を予想した。12日に行われた侍ジャパンとの強化試合(東京ドーム)の前に日本人メディアの取材に対応。大谷に話が及ぶと「メジャーに来るなら一刀流、それも投手専念になるのでは」と話した。
サンフランシスコ・ジャイアンツで打撃コーチを務めるミューレン監督は、今回の来日ではスカウトも“兼任”。来日前に大谷の投打両方のビデオをチェックしたと言い、「オールスターのホームラン競争で優勝したのを見て『誰だ、これは?』と思ったらオオタニだったよ」と笑った。
だが、10、11日のメキシコ戦も視察したそうで「あんなに足の速い選手だとは思わなかったし、あんなに身体が大きいとも思っていなかった」と、実際目にした大谷に驚きを隠せなかった。
その一方で、スカウトとしての厳しい目も光った。「素晴らしい才能を持っているのは明らか。3、4打席見ただけでは正しい評価はできない」としながらも、代打出場したメキシコ戦初戦の空振り三振は「ひどかった」、第2戦の一塁内野安打は「足も速かったが、投手がベースカバーに入るのが遅かったから」と“冷静”にジャッジ。その上で「メジャーに来るなら一刀流、それも投手専念になるのでは」と予想した。