「品位を保つために必要」 米メディアがヤンキースに大谷翔平の獲得を“進言”
田中も所属するヤンキースは「ローテを守ることができる若手投手が不足
日本ハムの大谷翔平投手が、侍ジャパンの強化試合で打者として存在感を見せている。ただ、米国内では依然、投手としての評価が高く、複数のメジャー球団が将来的に先発ローテーションの柱として獲得するべく、調査を続けている。地元メディアは、田中将大投手がエースとして君臨する名門ヤンキースも「品位を保つためにオオタニが必要だ」として、争奪戦参戦へ猛プッシュしている。
米スポーツメディア「SBネーション」は「オオタニがポスティングに出されたら、ヤンキースは彼を獲得すべきだろうか」と題した特集記事を掲載。「投手・大谷」の能力を高く評価している。
記事では、ヤンキースが2014年に田中将大投手を獲得した実績があることを紹介した上で、「ヤンキースは若返りへの道を歩んでいる。しかし、投手陣は球団を離れていってしまう。ヤンキースには、ローテーションを守ることができる若手投手が不足している」と指摘。今季、エースとしての立場を確立した田中についても、来季終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を保有していることに触れ、「恐らく彼は権利を行使するだろう」と予想している。
また、ヤンキースが先発投手を補強するたまには、今冬が「いい機会」だと分析。一方で「問題はFA市場に優秀な先発投手がいないことだ」とも指摘する。今オフのFA市場で先発投手の“目玉”はリッチ・ヒル(前ドジャース)、ジェレミー・ヘリクソン(前フィリーズ)と小粒な感は否めない。