大谷翔平、初Wヘッダーで今季8度目“猛打賞” 技あり適時打放つも、エ軍延長サヨナラ負け
自己最長11試合連続安打、今季32度目のマルチ安打で打率.307に上昇
■レンジャーズ 3-2 エンゼルス(日本時間21日・アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、敵地で行われたレンジャーズとのダブルヘッダー第2試合に「3番・指名打者」で2試合ぶりに先発出場し、今季8度目の“猛打賞”と気を吐いた。エンゼルスは延長戦にもつれ込む激闘の末にサヨナラ負けを喫した。
4回先頭でメジャー初登板初先発の先発左腕バークの内角高めのフォーシームを強振。打球速度101マイル(約162.5キロ)の打球。シフトで遊撃付近を守っていた三塁・フォーサイスに好捕されたものの、快足を飛ばして三塁内野安打とした。10日(同11日)の敵地・レッドソックス戦から続く連続試合安打を「11」に伸ばすと、6回2死ではバークの外角フォーシームをバットの先で拾って中前安打とし、3試合連続、今季32度目のマルチ安打をマークした。
さらに、0-2で迎えた8回2死一塁の第4打席では3番手右腕ケリーの内角低めのスライダーに反応。右手一本、ヘルメットを飛ばしながらも、右翼線へ運んだ。一塁走者・フレッチャーが生還する適時二塁打。反撃の口火を切るタイムリーで、11日(同12日)の敵地・レッドソックス戦以来の3安打となった。
エンゼルスは9回にグッドウィンが同点弾を放って延長に持ち込んだが、延長11回、大谷の第5打席は左飛。その裏、1死一、二塁で、ソラクの一ゴロをプホルスが後逸する失策を犯してサヨナラ負けを喫した。この日は15年9月19日の敵地ツインズ戦以来のダブルヘッダー。大谷は勝った第1試合はスタメンから外れて欠場。第2試合は5打数3安打と活躍。今季の打率は.307にまで上昇した。