ドミニカ出身通算109セーブ右腕、麻薬密売などで逮捕… 2度の盗塁王には出頭命令
元右腕ドテルは麻薬密売とマネーロンダリング(資金洗浄)に関与した疑いで逮捕された
ドミニカ共和国当局は20日(日本時間21日)、麻薬密売とマネーロンダリング(資金洗浄)に関与した疑いで、元メジャーリーガーで通算109セーブをマークしたオクタビオ・ドテル元投手を逮捕。2度の盗塁王に輝いたルイス・カスティーヨ元内野手に出頭命令を出したと発表した。AP通信が報じている。
ドテルは99年にメッツでメジャーデビュー。アストロズ時代の03年にはリーグトップの33ホールドをマークし、その後はアスレチックス、ヤンキース、ホワイトソックス、タイガースなど計13球団で救援投手として活躍した。13年にはWBCドミニカ共和国代表に選出された。14年10月に現役引退を表明した。メジャー通算15年間で758試合登板、59勝50敗109セーブ、141ホールド、防御率3.78を記録した。
カスティーヨは96年にマーリンズでメジャーデビュー。00、02年に盗塁王に輝き、03年にはワールドシリーズ制覇に貢献した。06年からツインズ、07年途中からメッツでプレーした。ゴールドグラブ賞3度、オールスター戦に3度選出され、メジャー通算15年間で1720試合出場、打率.290、1889安打、28本塁打、443打点、370盗塁を記録した。
AP通信によると、同国のロドリゲス司法長官が会見で「他にオクタビオ・ドテルとルイス・カスティーヨを含む18人がこの組織に関与している。この地域で最も重要な麻薬密売組織」と語ったという。米国政府と警察も調査しているという。カスティーヨは自身のインスタグラムで「なんてことだ。野球で何百万ドルを稼いだ後、麻薬に手を出すと思いますか?」と関与を否定している。
(Full-Count編集部=AP)