カーショーが通算166勝、“レジェンド”のコーファックス超えに「特別なこと」
6回3失点でリーグ3位の13勝目、ロバーツ監督も称賛「おめでとうと言いたい」
■ドジャース 16-3 ブルージェイズ(日本時間21日・ロサンゼルス)
ドジャースのクレイトン・カーショー投手が20日(日本時間21日)、本拠地ブルージェイズ戦に先発し、6回6安打6奪三振3四球3失点で今季13勝目(2敗)を挙げた。通算166勝(71敗)として、殿堂入りしている球団のレジェンド、サンディ・コーファックス氏(165勝)を抜いた。
カーショーは初回にビシェット、3回にフィッシャーにソロ弾を浴びて2点のリードを許した。しかし、ドジャース打線が3回に一挙5点を奪い逆転。4回にも3点を追加し、一方的な展開となった。
カーショーは6回にもビシェットにソロ弾を浴びたが、6回3失点にまとめて降板。打線は6回に4点、8回に4点を追加し、ドジャースが16-3で大勝。カーショーがリーグ3位の13勝目を挙げた。
デイブ・ロバーツ監督は「クレイはいつものような鋭さがなく、調子が少し悪そうだったが、自分をうまくナビゲートしていったと思う」と、決して本調子ではない中でゲームを作ったカーショーを称賛。さらに「どんな時でも、彼は、道を見つけ出して、スコアボードを0にしてくれる」と続けた。
そして、サイ・ヤング賞3度を誇るコーファックス氏を抜いたことについては「彼におめでとうと言いたい」と笑顔。カーショー本人も「(コーファックスの記録を抜いたことは)特別なことだ。サンディは我々の球団や自分に対して深い意味を持っているので、素晴らしいことだと思う」と“レジェンド超え”を喜び「最も重要というわけではないかもしれないが、将来、振り返ってみた時、このことを嬉しく思うだろう」と話した。
自身も3度のサイ・ヤング賞受賞を誇るカーショー。足りないのはワールドシリーズ制覇だけに、今年こそ悲願を達成したいところだ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)