プイグが「癌で苦しむ子供たち」を慰問 「人生が変わった…」
病気の子供が参加するサマーキャンプをサプライズ訪問
インディアンスのヤシエル・プイグ外野手が、病気で苦しむ子供たちのサマーキャンプを訪問。子供たちと触れ合ったことで「人生が変わった」と語った。MLB公式サイトが「プイグは癌で苦しむ子供たちのキャンプを休日に訪れた」とのタイトルで詳細をリポートした。
プイグはニューヨークのキャッツキル山地で行われたサマーキャンプ「キャンプ・シンハ」を訪れた。このキャンプは、癌などの病気に苦しむユダヤ系の子供のためのサマーキャンプで、参加者の多くは末期の状態にあるという。
「7歳から14歳くらいの子供達が病気なのをみると悲しくなる。でも、彼らが笑ったり、楽しんだり、音楽に合わせてジャンプしたりするのを見ていると、病気であることを忘れてしまうよね」
プイグはヘリコプターでキャンプ地を訪問。頭に虎の被り物をして素性を隠して子供達の部屋へ行った。被り物を取った瞬間、子供たちは大喜びしたという。プイグはそこで一緒にダンスをしたり、キャンプ場の案内をしてもらったり、お菓子を作ったり、キャッチボールをしたりした。そして、症状が深刻で一緒に遊べない子供の部屋にも足を運んだ。
「こんな風だとは想像していなかった。病気の子供を訪ねるんだから、部屋に座って、人生について考えて、頑張って(病気と)闘おうという感じになると思っていた。でも彼らは止まらないよ。すごく夢中で楽しんでいたよ」
数時間滞在し、子供たちと楽しい時間を過ごした。キャンプを去る時はもう少しとどまりたい気持ちになったという。
「素晴らしい瞬間だったよ。自分が子供の頃、有名人やスポーツ選手が訪ねてきてくれて一緒に時間を過ごしてくれることを夢見ていたから。(出身地の)キューバでは、そんな機会はなかった。だから、今、こうして子供達にしてあげることができてうれしい。なんといっても、僕は子供と関わるのが好きなんだ。こういうことが、僕の毎日をより良いものにするよ」とプイグは語った。
(Full-Count編集部)