二刀流・大谷はベンチでも規格外の働き? 侍J稲葉コーチ「分析力すごい」
稲葉コーチが明かしたベンチ内でのエピソードとは
13日のオランダとの強化試合(東京ドーム)で「天井二塁打」を放った侍ジャパン・大谷翔平投手。誰もがイメージできないような一打で打線に火を付けて2戦連続の延長戦勝利に貢献したが、規格外の活躍は何もバットだけではない。
対戦データの少ない異国との対決。強化試合期間中、各打者は相手投手の球筋や変化量などをベンチ内で共有している。ただ、ここでも大谷は規格外の働きを見せているという。稲葉篤紀打撃コーチはこんなエピソードを明かした。
「『この球は打っちゃいけない』とか打席の中で考えながらやってくれている。分析できる能力はすごいなと思う。右打者の分析までしているから。ベンチで戻ってきてから、『どうだ?』と聞くと、『左打者ならこう打つ。右打者ならこう打つ』と具体的に伝えてくれる。細かい情報をくれるのは、チームメートにとっては本当にありがたいこと」
来年3月のWBCでは日本のエースとしての働きも期待されおり、投打でどう起用してくかは小久保裕紀監督にとっても大きな課題。いずれにせよ、強化試合中に見せた爆発的な打撃はもちろん、情報戦でも大谷は欠かせない戦力となるのは間違いないなさそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count