ア・リーグMVPはトラウトが2度目受賞 ナ・リーグはブライアント初受賞
トラウトは5年連続2位以内を記録、ブライアントは“ほぼ満票”1位
大リーグは17日(日本時間18日)、今季の最優秀選手賞(MVP)を発表し、ア・リーグMVPにはエンゼルスのマイク・トラウト外野手が輝いた。ナ・リーグはカブスのクリス・ブライアント内野手が初受賞した。
2014年に続き2度目の受賞となったトラウトは、今季チームは低迷したが、打率.315、出塁率.441、OPS.991という好成績。リーグ最多123得点、116四球もマークし、さらに29本塁打、100打点、30盗塁と八面六臂の活躍だった。まだ25歳という若さながら、デビュー2年目の2012年以来、MVPレースでは5年連続2位以内に入る安定したパフォーマンスを披露し、メジャーを代表する選手となった。
トラウトには投票権を持つ30人の記者のうち19人が1位投票、8人が2位投票するなど合計356ポイントを獲得。2位はムーキー・ベッツ(レッドソックス)で311ポイント、3位はホセ・アルテューベ(アストロズ)で227ポイントだった。
カブスの108年ぶり世界一に大貢献したブライアントは、三塁手としてレギュラー出場。昨年の新人王に続く“連続”受賞となったが、新人王受賞の翌年にMVPを獲得したのは、カル・リプケンJr.(1982-83)、ライアン・ハワード(2005-06)、ダスティン・ペドロイア(2007-08)に次ぐメジャー史上4人目の快挙。今季は打率.292、39本塁打、102打点と大活躍だった。
ブライアントには投票権を持つ30人の記者のうち29人が1位投票、残りの1人も2位投票という“ほぼ満票”1位。合計415ポイントで、2位のダニエル・マーフィー(ナショナルズ)の245ポイントに大差をつけた。3位は今季新人王に輝いたドジャースのコーリー・シーガーで240ポイントだった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count