ホークス工藤監督、昼食も忘れて…武田&伊藤に熱血指導
武田が受けたのは「調整方法のアドバイス」
18日、雨天のために室内練習となったソフトバンクの秋季キャンプ。屋内練習場では、工藤公康監督が武田翔太と育成の伊藤大智郎を相手に、それぞれ30分以上を費やす熱血始動を行った。
個別練習に入った午後2時前。武田がメジャー公式球を手にキャッチボールを始めた時だった。工藤監督が歩み寄ると、投球フォームについてあれこれとアドバイス。バットを片手に武田の目の前に座ってフォームをチェックするシーンも見られた。
武田は「一連のフォームの動作の話。メジャー球だからという話じゃなくて、調整方法のアドバイスです」と、指導の内容を明かした。その後は、伊藤をつかまえてのワンツーマン指導。こちらも自らボールを投げ渡しながら、丁寧にフォームを確認していった。
直前には報道陣との雑談の中で「まだ昼食も食べてないんだよ」と話していたが、そのまま1時間以上の指導を続け「もう(昼食会場に)行っても何も残ってないよ」と指揮官。
19日にはおよそ3週間に及んだ秋季キャンプも打ち上げとなるだけに、最後の直接指導に思わず気合が入ったようだ。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura