日本ハム・大谷が自己ワースト7失点、今季2度目の1試合2被弾 「守り切ることができず申し訳ない気持ち」
「最後までリズムを作ることができなかった」
日本ハムの大谷翔平投手が21日の楽天戦(コボスタ宮城)に先発し、5回1/3を投げて自己ワーストとなる7失点(自責7)で降板した。110球を投げ、5安打5奪三振4四死球。4月27日のロッテ戦以来、今季2度目となる1試合2被弾を浴びるなど、反省の残る内容となった。
味方打線が初回に4点のリードを奪ったが、大谷は初回先頭の島内に被弾するなど3回まで毎回失点を喫する不安定なピッチング。「初回に大量のリードをもらいながらも、守り切ることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。本来であれば一人で投げきらなければいけない状況なのですが、取って取られての繰り返しで最後までリズムを作ることができませんでした。今日の反省をしっかりと次回の登板に活かしていきます」とコメントした。
厚澤投手コーチは序盤に大量失点した右腕について「スライダーは腕が横振り、真っ直ぐは引っかける。典型的な悪い時の投げ方になっていた。4回にようやく縦振りになりつつあって、変化球も落ち着いてきた」と分析している。
大谷は勝利投手の権利を持って降板したが、その後、チームは一時逆転され、勝敗はつかず。12勝目はならなかった。日本ハムは8回に3失点したが、9回に3点を奪い返し、再逆転に成功。12-10で競り勝った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count