平野佳寿、早ければ29日復帰 監督「すぐに復帰させる。それほど重要な選手」
右肘炎症でIL入り「彼がプレーできるようになったら、すぐに復帰」
ダイヤモンドバックスのトレイ・ロブロ監督は23日(日本時間24日)、右肘の炎症のため10日間の故障者リスト(IL)に入っている平野佳寿投手の復帰時期について、9月のロースター拡大を待つ考えはないと明かしている。地元紙「AZセントラル」が報じた。
同紙は「肘の炎症により故障者リスト入りしている右腕ヨシヒサ・ヒラノはミルウォーキーへの遠征に帯同しなかった」とレポート。23日からの敵地ブルワーズ3連戦での復帰はなくなったが、早ければ28日(同29日)の敵地ジャイアンツ戦で復帰する可能性があると伝えている。
さらに、ロースターが拡大する9月1日(同2日)まで平野の復帰を待つかと聞かれた指揮官は「ロースターが拡大するからといって、その日まで先延ばしにしない。彼がプレーできるようになったら、すぐに復帰させる。我々にとって、彼はそれほどに重要な選手だ」とも話したという。わずか数日待つことも惜しいほど、平野は貴重な存在だと強調している。
平野は渡米2年目の今季、55試合に救援登板して4勝5敗1セーブ13ホールド、防御率4.89。75試合で4勝3敗3セーブ32ホールド、防御率2.44と大活躍した昨季から成績を落としているが、同紙は平野がIL入りした際、投手の個人能力を測る指標の一つである「FIP」が昨年と同程度(昨季は3.69、今季は3.89)であることを紹介し、「昨年以上に良くはないにしても、同じくらいに良い投球をしていると信じるだけの根拠がある」としていた。
地元メディアだけでなく、指揮官の信頼も昨季から変わらないようだ。
(Full-Count編集部)