米マイナー、野手が“超遅球”でメジャー通算15発男を空振り三振! 「魔法を使う野手が…」
内野手登録のマシセンがメジャー通算15本塁打のパーカーを超スローボールで空振り三振に
米マイナーで“魔球”を駆使した“野手”が話題になっている。5点ビハインドの9回途中から野手がマウンドに上がり超遅球で空振り三振を奪った瞬間をMiLB公式ツイッターが伝えている。
打者もバットを放り投げて悔しがるほどの“魔球”が誕生したのは24日(日本時間25日)、エンゼルス傘下3Aソルトレイク対ダイヤモンドバックス傘下3Aリノの一戦だった。
5点ビハインドとなった9回2死満塁の場面でリノは本来は三塁を主に守るマシセンをマウンドに送った。ロハスに走者一掃の適時二塁打を浴びたが続くパーカーにはカウント0-2からスピードガンで表示されないほどの山なりの超スローボールで空振り三振を奪った。
2球で追い込まれ最後は超スローボールで空振り三振に倒れたパーカーはバットを放り投げて悔しさを露わにしていた。パーカーは今季メジャー経験もあり通算でも140試合に出場し15本塁打をマークしている。
MiLB公式ツイッターは「そして今、“魔法”を使う。野手がマウンドへ」とコメントを添え、マシセンの“魔球”動画を公開。ハッシュタグには「#Aceball」と添えられており、チーム名のエイシズとトランプのエースをかけトランプのマジックかのように超スローボールを伝えた。
メジャーでは大差がついた状況で野手がマウンドに上がることは珍しくない。7月25日(同26日)のエンゼルス対オリオールズ戦では延長16回まで試合がもつれ込み外野手登録のウィルカーソンがMLB史上初めてのセーブを記録した野手となっている。