復帰登板で13勝目を挙げた田中将大を同僚&コーチも称賛 「彼は素晴らしかった。何の問題もない」
「すべては以前に見たものそのまま」
21日(日本時間22日)のブルージェイズ戦で75日ぶりに復帰登板に臨んだヤンキースの田中将大投手を同僚や首脳陣も絶賛している。
地元紙ジャーナル・ニュースによると、女房役でこの日、2本のホームランでエース凱旋に華を添えたブライアン・マッキャン捕手は「彼は素晴らしかったよ。(負傷離脱前と)同じように見えた。月曜日(日本時間23日)に肘の状態が良ければいいね。今日と今季序盤の違いに限って言えば、何の差もなかったけど」と復活に太鼓判を押している。
7月8日のインディアンス戦後に右肘の痛みを訴え、故障者リスト入り。右肘靭帯の部分断裂と診断された田中は慎重なリハビリを進め、この日の復帰登板を迎えた。結果は5回1/3を投げて、5安打1失点4奪三振無四球の好投。7月3日のツインズ以来となる13勝目(4敗)を挙げた。
辛い日々を間近で見守り続けたラリー・ロスチャイルド投手コーチは試合前の投球練習で完全復活を確信したという。
「彼のウォーミングアップも素晴らしかった。シミュレーテッド・ゲーム、その後の投球練習はOKという感じだった。だが、今日は全く違った。彼のボールに伝わる力、腕の振りの速さ、すぐに分かったよ。すべては(故障者リスト入りする)以前に見たものそのままだった」
ジョー・ジラルディ監督も「彼は本当に素晴らしかった」と話している。田中は完全復帰に向けた大きな一歩を踏みしめた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count