57試合連続で5割前後をウロウロ… 平野のDバックスが珍記録「可もなく不可もなく…」
地元メディア「NBCスポーツ」電子版が記録をレポート
平野佳寿投手が所属するダイヤモンドバックスは今季132試合を消化し、66勝66敗のちょうど5割。ナ・リーグ西地区でドジャースに次ぐ2位につけている。ナ・リーグのワイルドカード争いではカブスを4ゲーム差で追いかけている。
この日ジャイアンツに6-4で勝利して5割に復帰したダイヤモンドバックスだが、このほど、珍しい記録を達成した。地元メディア「NBCスポーツ」電子版が「ダイヤモンドバックスの安定した記録」とする記事を掲載し、この珍しい記録を紹介している。
「このスタッツは、ばかばかしいほどに具体的で、その上、あまり役に立つようなものではないが、興味深いものではあるだろう」として記事で示された記録。それはダイヤモンドバックスが6月19日以来、57試合連続で勝率5割から2ゲーム差以内を保ったまま戦いを続けているというものだ。
6月19日以降のダイヤモンドバックスの戦績を見ると、大型連勝もなければ、大型連敗もしていない。最高で4連勝、ワーストでも4連敗にとどめており、2か月間、5割から上下2ゲーム以内をウロウロし続けているという。米データ分析会社STATS(データ分析の会社)によると「57試合連続で、勝率5割から2ゲーム差以内の位置を保っていて、この手の記録としては、MLBの歴史上で最長」だという。
これまでの最長記録は、アスレチックスが2007年に記録した56試合連続。記事では「この記録が意味することは、ダイヤモンドバックスは、素晴らしくはないが、少なくとも(良くも悪くも)安定している、ということだ。彼らは、勝ち続けもしないが、負け続けてもいない」と指摘されている。
カブスを4ゲームで追いかけているダイヤモンドバックス。記事内でもポストシーズンへの展望が記されており「残りのスケジュールはそれほど大変ではなく、パドレスと9試合、レッズと6試合、マーリンズと3試合残っていて、ドジャース、メッツ、カージナルスとも試合があるが、(残りのスケジュールは)そこまで悪くない。この可もなく不可もなく安定しているチームが、ワイルドカードを得ることが出来るか見ものである」とされている。
(Full-Count編集部)