FA移籍の岸が悩んだ末に西武イベントに参加 菊池は「最後までカッコいい」
楽天移籍決断のエースが志願のイベント参加、ファンに最後の挨拶
西武からFA権を行使し、楽天への移籍が決まった岸孝之投手が23日、西武のファン感謝イベント『ライオンズ サンクスフェスタ2016』に参加し、ファンの前で最後の挨拶を行った。
すべての催し物が終わり、自身の1500イニング記録達成の連盟表彰式の後、マイクの前に立った背番号『11』は、「今日、このイベントに参加していいのかすごく悩みましたが、今まで支えてくださった皆様に挨拶をせずにいなくなるのも嫌だったので、ご挨拶させていただきます」と切り出すと、感謝の言葉を並べた。
「この10年間、どんな時も温かい声援をいただいて、温かく見守っていただき、支えていただいたおかげで今の自分がいる思っています。本当に10年間お世話になりました。そして、10年間ありがとうございました。この感謝の気持ちを忘れずに、これからも頑張っていきたいと思います」
「最後までファンの前に立ちたい」と積極的に自ら参加を望み、イベント中、ファンサービスに奔走した律儀なエースの姿を、入団から7年間慕い続けてきた菊池雄星は「最後までカッコいい。岸さんの優しさ、真っ直ぐなところを見習っていきたい」と、目に焼き付けていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count