3対2のトレードでDバックスがウォーカー&マルテ獲得 セグラがマリナーズへ
5人全員が25歳以下のトレード成立、先発投手と遊撃手の有望株がDバックスへ
ダイヤモンドバックスが、マリナーズからタイワン・ウォーカー投手、ケテル・マルテ内野手と若手2人をトレードで獲得したとMLB公式サイトが報じた。マリナーズにはジーン・セグラ内野手、ミッチ・ハニガー外野手、中継ぎ左腕ザック・カーティス投手が移籍するという。
ウォーカーは2010年のドラフト1巡目(全体43位)でマリナーズに入団した24歳。身長193センチ、体重95キロの恵まれた体格で超有望株として将来を嘱望され、13年にメジャーデビューした。ヘルナンデス、岩隈に次ぐ先発ローテーションの軸として期待され、次世代のエース候補と見られていた。昨年は29試合登板で11勝8敗、防御率4.07も、今季は25試合登板で8勝11敗、防御率4.99とやや成績を落としていた。
マルテはドミニカ共和国出身の遊撃手で23歳。昨年メジャーデビューを果たし、今季は遊撃のレギュラーとして119試合に出場。打率.259、1本塁打、33打点だった。
一方、マリナーズに移籍するセグラは12年にエンゼルスでメジャーデビューし、シーズン途中で移籍したブルワーズで遊撃手としてブレーク。青木宣親も所属した13年は146試合出場で打率.294、12本塁打、49打点をマーク。オールスター出場も果たした。ダイヤモンドバックスにトレード移籍した今季は二塁手のレギュラーとして自身最多の153試合に出場し、打率.319、20本塁打、64打点の好成績を残した。マリナーズには二塁手カノがいるため、遊撃での起用となりそうだ。
ハニガーは今季メジャーデビューした25歳で、34試合出場で5本塁打。カーティスも今季メジャーデビューし、21試合登板で防御率6.75だった。5人全員が25歳以下という若手同士の大型トレードとなった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count