ここ6試合の防御率は9・12 不調の岩隈久志にマリナーズ監督は「できるだけ早く解決したい」
アストロズ戦で5回途中4失点で今季9敗目
マリナーズ岩隈久志投手(33)がアストロズ戦に登板し、4回1/3を投げて4失点(自責4)で今季9敗目(14勝)を喫した。プレーオフ進出を目指してワイルドカード(WC)争いを繰り広げるチームは、2位ロイヤルズに1・5ゲーム差の3位となった。
1回先頭グロスマンに四球を与える、岩隈らしくない立ち上がりとなった。続くアルトゥーベが二塁失策で出塁し、無死一、二塁といきなりピンチを迎えたが、後続3人を抑えて無失点で切り抜けた。
だが、2回2死二、三塁から暴投で先制点を与えてしまった。味方が勝ち越しに成功した5回、四球と2安打で1失点すると、1死満塁からプレスリーのセンターへの安打で逆転を許したところで降板となった。
地元紙シアトル・タイムス電子版では「岩隈再び不調でマリナーズがアストロズに敗れる」という見出しで試合の様子をリポートしている。
5回表に味方が勝ち越しに成功しながらも、5回裏に先頭打者ビラーに四球を与えたところから、岩隈のピンチが始まったと分析。結局、満塁策を取りながらも逆転を許して降板となるが、2番手スミスにマウンドを譲った時点ではまだ1点のリードを許しただけだったことにも触れ、失点を止めきれなかったリリーフ陣にも言及している。