阪神にFA移籍の糸井が入団会見 背番号「7」でキャリアハイの活躍誓う
金本監督は個人成績以外にも期待、本人は「監督を胴上げするために…」
オリックスからFA宣言し、阪神に移籍した糸井嘉男外野手が25日、大阪市内のホテルで入団会見を行った。真新しい背番号「7」のユニホームに袖を通し「色々、ここ2か月ぐらい考えて今日を迎えられて凄く嬉しく思います」と笑顔を見せた。
移籍を決断するに至っては何度も熟考し迷いもあったが「個人的なことになるが、自分自身ももっと上目指したい気持ちと、それに変化というのが必要やったのかなと思ってチャレンジしようと。そして金本監督の言葉も凄く心打たれた」と口にした。
今季はプロ13年目、35歳の年齢ながら自己最多の53盗塁をマークするなど、走攻守で衰えを感じさせない肉体の持ち主。奇抜な発言と誰からも愛されるキャラクターからは想像できないが、野球に関しては一切妥協を許さない。誰よりも早く球場入りし、汗を流し、マシン打撃を繰り返す。そして日課となっている筋力トレーニングは欠かすことなく年齢を感じさせない体を作り上げた。絶え間ない努力があったからこそ日本球界屈指の野手に成長した。
会見に同席した金本監督も「まずはプレーでグランドでしっかり周りにいい影響を与えて欲しい。メンタルの部分も。どういう練習をして、どういう気持ちでいれば自分みたいになれるか若い選手にたくさん教えて欲しい」と個人成績以外の部分でも期待を込めた。
チームとしての目標は「トップに立つために、監督を胴上げするために一つでもチームに貢献したい」と語り、個人の目標については「金本監督も阪神に移籍してからキャリアハイというのを出されてると聞いたので、僕もキャリアハイを常に目指して頑張って行きたい」と力強く口にした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count