ロッテ・石川が新人王レースで一歩リードする9勝目!

デスパイネが11号2ランホームランで嫌な流れを断ち切る

 QVCマリンで行われたロッテ対日本ハムの対戦は、打ち合いを制したロッテが8-4で勝利。7回途中4失点の石川が9勝目、日本ハムは先発中村の乱調が誤算だった。

 ロッテ・石川、日本ハム・中村の先発で始まった試合は、序盤から点の取り合いに。

 1回表、中田のタイムリーで日本ハムが先制すると、ロッテはその裏、クルーズが押し出しの四球を選び同点に追いつく。

 2回表、今度は市川がレフトスタンドへ2号ソロホームランを放ち再び日本ハムが1点をリードする。

 ロッテもその裏、高濱の四球と岡田のヒットで1死1、2塁とすると、続く加藤がフィルダースチョイスで出塁し、1死満塁とチャンスを広げる。ここで鈴木がタイムリーを放ち同点に追いつくと、デスパイネが2点タイムリーを放ち、4-2とリードを広げる。

 3回裏、先頭の今江がツーベースで出塁し、田村がバントで送ったところで、日本ハムベンチは中村から武田勝にスイッチ。武田は続く高濱にタイムリーを許し、ロッテのリードは3点に。中村は2回1/3で5失点と苦しい投球となった。

 ロッテ先発の石川はその後立ち直り、6回まで無失点の投球。そして迎えた7回表、市川がヒットで出塁すると、飯山のところで代打稲葉。球場全体が稲葉ジャンプで揺れる中、稲葉もライト前ヒットで続き1死1、2塁とする。ここでロッテは石川を諦めて益田へスイッチするが、中島卓と陽に連続タイムリーを浴びて5-4、日本ハムに1点差へ迫られる。

 7回裏、ロッテは四球の鈴木を一塁において、デスパイネがレフトへ11号2ランホームランをたたき込み、嫌な流れを一掃。この回、福浦のタイムリーでさらに1点を加え、ロッテが8-4とリードを広げる。

 試合はこのまま8-4で終了、ロッテの石川は6回1/3、98球を投げて7安打4失点7奪三振の内容で9勝目(8敗)を挙げ、新人王レースで一歩前へ出た。


ロッテ対日本ハム ダイジェスト【パ・リーグTV】

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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