大谷が圧勝でパMVP、254のうち253の1位票獲得 セ新井は菊池を抑える
大谷は1268点獲得で2位レアードに大差、セは新井が781点で2位菊池は429点
2016年度のプロ野球年間表彰式「NPB AWARDS 2016」が28日、都内のホテルで行われ、両リーグの最優秀選手(MVP)が発表された。パ・リーグのMVPは日本ハムの大谷翔平投手がプロ4年目で初受賞。投打ともに規定に届かなかったものの、二刀流で圧倒的な存在感を見せ、有効投票総数「254」のうち「253」の1位票を獲得する圧勝だった。
1位票が5点、2位票が3点、3位票が1点で換算されるポイントで、大谷は1268点を獲得し、2位ブランドン・レアード内野手の298点に圧倒的な差をつけた。3位は中田翔内野手の190点、4位は和田毅投手の100点、5位は西川遥輝外野手の44点だった。また、1位票はチームメートの宮西に1票が入ったものの、大谷はその他の253票を獲得した。
一方、セ・リーグは、広島を25年ぶりのリーグ優勝に導いた新井貴浩内野手がプロ18年目で初受賞。781点で1位となり、2位はチームメートの菊池涼介内野手の429点だった。
3位は鈴木誠也外野手の365点、4位は野村祐輔投手の264点と広島勢の争いとなったが、チームを牽引した新井が制した。5位は本塁打&打点で2冠の筒香嘉智外野手(DeNA)が200点で入り、沢村賞に輝いたクリス・ジョンソン投手(広島)は119点で6位、2年連続トリプルスリーの山田哲人内野手(ヤクルト)が114点で続いた。
1位票は新井が有効投票総数「269」のうち120票を獲得。菊池が54票、鈴木が35票、野村と筒香が19票、山田が9票で、黒田の6票、ジョンソンの5票が続いた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count