スカッグスの死因判明にエ軍GM「胸が張り裂ける思い」 薬の入手にエ軍関係者が関与?

会見を行ったビリー・エプラーGM【写真:盆子原浩二】
会見を行ったビリー・エプラーGM【写真:盆子原浩二】

本拠地でのレッドソックス戦前にエプラーGMとオースマス監督が会見

 エンゼルスは30日(日本時間31日)、本拠地でのレッドソックス戦前にビリー・エプラーGMとブラッド・オースマス監督が記者会見を行った。7月1日に遠征先のホテルで急逝したタイラー・スカッグス投手の死因が、鎮痛作用のある薬とアルコールの併用だったことが判明。この薬の入手経路にエンゼルス関係者が関与している可能性があるため、エプラーGMとオースマス監督が会見した。
 
 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が報じたところによると、テキサス州タラント郡の検視機関がスカッグスの死因について情報を公開。記事では「スカッグスの死は、鎮痛剤のフェンタニルとオキシコドンをアルコールと併用したことが原因だった。事故だと判断された」とレポートされた。

 スカッグス投手の薬の入手経路にエンゼルス関係者が関与している可能性もあり、エプラーGMは「私が言えるのは、今日発表された報告を知り、我々は深く悲しんでいうということです。胸が張り裂ける思いです。我々は真実を探しています。なので、我々は積極的に調査に協力しているところです」とコメント。さらに「我々は捜査関係者と話し、知っていること全てを彼らに伝えています。あらゆる面で彼らに協力しています。今回の報道が皆に(気持ちの面で)どのように影響するかはわかりません。間違いなく影響はすることになるでしょう」と語っている。

 スカッグス投手が急逝して約2か月が経ったが、エンゼルスにとって悲しみが消えることはない。エプラーGMは「私が言えることは、この数か月間が我々球団内のあらゆる人にとって、どれほど辛いものだったかを言葉にすることはできないということです。我々はタイラーのことを恋しく思っています。彼のこと、そして彼の家族のことを、我々は毎日祈っています。今日の報道で分かったことによって、我々の思いが変わることはありません」と話していた。

また、会見に同席したオースマス監督は死因が判明したことに対し「私の中では、死因は関係ありません。(重要なことは)皆から人気があって、大事にされていた人物を、あまりにも早く我々は失ってしまったということです。その結果、非常に大きな喪失感が生まれました。なので、(死因が発覚したことは)過去においても現在においても、そこは重要なことではないということです」と語っていた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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