西武栗山、球団新記録1807安打「憧れの大先輩の記録を…」
3回1死で松田遼から右前打 石毛を抜く「歓声が大変うれしかったです!!」
■西武 – ソフトバンク(31日・メットライフ)
西武の栗山巧外野手が31日のソフトバンク戦(メットライフ)で3回に1死から右前安打を放ち、これでプロ入りからの通算安打が1807本に到達。石毛宏典の持つ西武の球団通算安打記録1806本を上回る球団新記録を打ち立てた。栗山は球団を通して「石毛さんの記録を抜いての更新ですか。憧れの大先輩の記録を超えられたことは本当にうれしいです」とコメントした。
西武一筋18年目の栗山。球団の通算安打記録の1806本まであと1本として迎えた30日の試合では、2回先頭で迎えた第1打席にソフトバンク先発・千賀のカットボールを捉えると、右翼線へ鋭い打球を運びこれが二塁打となった。この安打で1981年から1994年まで在籍していた石毛宏典さんが持つ球団通算安打記録に並んでいた。この日は3回にソフトバンク2番手・松田遼から右前安打を放ち、球団記録を更新した。
レフトスタンドのファンから拍手で祝福された栗山は、「打席では記録のことを忘れていましたが、塁上で電光掲示板を見て実感が湧きました」と一塁の塁上で帽子を取って一礼し、「ライオンズファンからの歓声が大変うれしかったです!!」と笑顔で喜んだ。西武一筋の頼れる男が、球団の歴史に新たに名を刻んだ。
(安藤かなみ / Kanami Ando)