ムードメーカーとして奮闘 現状維持のハム新垣、“一発芸”の苦悩明かす
来季1軍定着へ、オフには新球習得見据える新垣
一発芸で現状維持を勝ち取った!? 日本ハムの新垣勇人投手が、11月30日に札幌市内の球団事務所で現状維持の推定年俸850万円で契約更改した。
12年ドラフト5位で東芝から入団し、4年目の今季は4試合登板し、0勝0敗、防御率3.86。イースタン・リーグでは9勝2敗、防御率2.54と安定した投球を見せていたが、1軍ではブルペンを温めることが多かった。一方で、チームのムードメーカーとして奮闘。6月下旬からの15連勝中には全体練習前に一発芸を披露するなど奮闘した。
先月23日のファンフェスタ(札幌ドーム)でMVPに選ばれ、「今シーズン中にブルペンにいた僕の気持ちを歌に乗せて」と尾崎豊の名曲 「卒業」の替え歌を披露したのが記憶に新しいところ。大観衆の中で、「初回からブルペンに入り準備をしているオレ いつでも投げられる準備をしていた いつになれば投げられるのか 暇だからキシリトールをかみ続けた あぁあ あぁあぁ~」と大声で歌い上げた。この日の交渉の席では一発芸に話が及んだという。
「『オフだけの仕事にならないように。野球でも貢献出来るようにしてください』と言われました。(ファンフェスタMVPは査定に)多少入っているんじゃないですか? 入ってなかったらダウンだったと思います」