青木宣親の1年6億円超契約は“お買い得” 米メディア「球団はいい節約に」
年俸調停回避で1年550万ドルで合意
アストロズが青木宣親外野手との年俸調停を回避し、1年550万ドル(約6億2700万円)で合意したと米複数メディアが伝えた。年俸調停資格を保持していた34歳に関しては再びFAになる可能性を報じていたメディアもあり、ようやく来季の去就が固まった形だ。
一方、条件面に関しては“お買い得”との見方も出ている。アストロズと青木の合意を伝えた米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーモア」は「680万ドル(約7億7500万円)を予想していた。球団にとってはいい節約となったのではないだろうか」とレポート。同サイトの予想金額と照らし合わせれば、1億5000万円ほど球団側が条件を抑えられた計算になる。
アストロズが獲得を発表した際にはジェフ・ルーノウGMが高い出塁率を武器にする青木を評価するコメントを残し、「打線に厚みをもたせられる」と期待。ただ、チームはその後、FAとなっていたジョシュ・レディック外野手を4年総額5200万ドル(約59億2800万円)で獲得。これにより青木は右打ちの外野手ジェイク・マリスニックとの併用される可能性が高まっている。
新たにFAとなれば、来季の去就も不透明になっていただけに今回の契約合意は大きな前進といっていい。あとは自身メジャー5球団目となる新天地で結果を残せるか。来季の活躍に期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count