SB鶴岡が現状維持7600万円でサイン 「ベテランだがまだまだ成長できる」
来季が4年契約の最終年、細川退団で「投手陣を引っ張っていきたい」
1日、ソフトバンクの鶴岡慎也が契約更改。4年契約の3年目を終え、現状維持の推定年俸7600万円でサインした。
鶴岡は今季103試合に出場。67試合で先発マスクを被り、打率.251、26打点をマークした。
「中盤までは良かったが、終盤の日本ハムとの優勝争いでは試合に出られないなど、トータルでは不甲斐ない年だった。最後まで起用に応える活躍ができず、自分で試合に出られない状況を作ってしまった」
来季には37歳となる鶴岡は「ベテランと言われる歳になった」と語りながらも「まだまだ成長できると思っている。捕手としても打者としても成長したい」と力強く語った。細川亨の退団によって、来季は鶴岡や髙谷裕亮が守りの要となる。
「球団からは『若い投手が増えてきたので、中心になって引っ張ってほしい』と言われた。髙谷と2人で切磋琢磨しながら、投手陣を引っ張っていきたい。斐紹や拓也もいるが、彼らに『お前らはまだ早い』というところを見せられたら」
オフには、徳之島で単独トレーニングをしたあと、川島慶三と2人で浦添で自主トレを行う予定。「体だけでなく、気持ちの面もしっかり鍛えたい」と、野手最年長となるシーズンに意欲を燃やした。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura