ソフトバンク嘉弥真が20%減でサイン「森福さんの位置にいきたい」
1月には第一子が誕生、「50試合登板でチームに貢献を」
ソフトバンク嘉弥真新也投手が2日、契約更改に臨み、500万円減の推定年俸2100万円でサインした。
嘉弥真は、今季は1軍で5試合に登板して防御率8.59。2軍では11セーブを挙げて、中日の祖父江大輔と並びウエスタンリーグのセーブ王となった。2013年の40試合登板から年々登板数が減少しているが、秋季キャンプではサイドスローにも挑戦し、新境地を開こうと必死にフォーム固めに取り組んでいる。
「サイドにして、秋季キャンプでは感じも良かった。12月、1月とやるべきことはいっぱいある」
師と仰いだ森福允彦の巨人移籍が決まり、同じ中継ぎ左腕のとしてチャンスが広がることはしっかりと自覚している。
「森福さんの位置にいきたい。森福さんに『がんばってください』と伝えたが、『お前もがんばれよ』と(笑)。左がいないので中継ぎ陣に割って入れるようにがんばりたい」
このオフに結婚を発表し、夫人は1月に沖縄で第一子を出産予定。自主トレは例年どおり阪神の能見篤史と沖縄で行う予定で、その間に初めての我が子と対面することになりそうだ。「来季は50試合に登板してチームに貢献したい」という言葉に、家族の大黒柱としての覚悟が感じられた。
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藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura