田中将大8敗目もブーン監督は“PS男”に期待大「最終月に突入する中で…」
降雨で3時間近く遅れる中6回7安打2失点粘投 2年ぶり規定投球回到達
■レンジャーズ 7-0 ヤンキース(日本時間3日・ニューヨーク)
ヤンキースの田中将大投手は2日(日本時間3日)、本拠地のレンジャーズ戦で先発。6回7安打2失点で8敗目(10勝)を喫した。防御率4.42。チームは完封負けと打線の援護に恵まれなかった右腕について、アーロン・ブーン監督は「彼は相手を6回2失点に抑え、何度か強打されるも切り抜けることができた。大事な場面ではしっかり投げてくれた。チームのために6回を好投してくれた」と称えた。
降雨のため試合開始が3時間近く遅れた現地3時57分に始まった。初回1死から連打で一、三塁のピンチを迎え、マザラの左犠飛で先制点を献上。先頭打者を出した2、3、4回は後続を断ち切ったが、5回にトレビーノに右越え2号ソロを許して失点。6回103球(ストライク68球)を投げ、5奪三振2四球、7安打2失点。シーズン163イニングで年間162の規定投球回を2年ぶりに到達したものの、2試合ぶりの黒星を喫した。
6月は防御率5.08、7月は防御率8.77と成績は安定しなかったが、8月は3勝1敗、防御率3.31。2戦連続のクオリティースタートと結果を出している。ブーン監督は「(シーズン中)ほとんどの場面で彼は良い球を投げていると私は感じている。彼が勢いを付けていく姿を見られるのは当然良いことだし、今日のように絶好調ではないにしても効果的な投球をしてくれる。我々は(プレーオフ前の)最終月に突入する中で、彼がいい投球を継続できていることは良いことだ」と評価。秋に勝負強さを発揮する“タナカ・タイム”を期待していた。
(Full-Count編集部)